2016年9月6日火曜日

8月29日(月) ベルギー・Stekene ケルメスレース

距離:117km (7.8km×15周)
出走者数:32名 結果:24位  
天候:晴れ時々曇り
気温:24


遠征最後のレース。コースは高速道路の横の吹き抜けになる風区間とそのあとの追い風区間がきつくなった。出走人数は32名と少なかったので、これまでの経験を活かし、序盤のアタックに反応していこうと思った。

レーススタート。スタート直後はみな牽制しゆっくりだったがファーストアタックをきっかけに集団は活性化。2名の逃げができるまでハイペースが続き、体力が奪われていった。しかし、なんとか耐えいったんペースは落ちた。しかし、長くは続かず逃げを追い始める。ペースは全く落ちることはなく逃げを吸収。そこからも、逃げを試みる選手のアタックにアタックが続き全くペースが緩まず、高速道路横の風区間前の位置取りで遅れ、何とか追いついたがそのあとの追い風区間でさらにスピードが上がり、そのスピードについていけず千切れてしまった。そして、フィニッシュ地点で残り半分を残して降ろされてしまった。

このレースは、レベルの高いレースとなり、リザルトでトップは120kmをアベレージ約45km/hと出ていた。追い風で50km/h、それ以外の区間も40km/hを下回ることのないレースだった。走っているときはメーターを見る余裕なんてなかったので、これを聞いて驚いた。半分しか走れなかったが、最後にこのような超高速レースのスピードを体験できスピードが自分にもついたと感じた。最後のレース最低完走を目指して走ったが、全く力が足りず、目標に届かなかった。これから日本に帰ってもここで経験したことを落とさないようコーチより教わった練習などを参考に練習して、携わっていただいた方々に結果で恩返しできるよう頑張りたい。

~まとめ~
この一か月間、12レースに出場させていただきました。これは日本ではまず考えられないことで、環境の違いを身をもって感じることができた。また、それらのレースは重要度の低いレースで結果を気にせず練習として出られるので、自分を試すこともできました。そして、レベルの高いレースはついていくだけで精一杯でしたが自分を最後まで追い込む、日本ではなかなかできない練習ができました。今まで日本でやってきたこととは全くの別世界で驚きました。また、海外、ヨーロッパの文化に触れ、自転車が愛される理由や自転車に対する人々の意識の差を感じました。たくさんの方々の協力のもと、このような経験をすることができました。本当にありがとうございました。結果で恩返しできるよう頑張ります。 
ありがとうございました。

2016年8月29日月曜日

8月28日(土) オランダ・Zuidland クリテリウムレース

距離:約80km (約2.5km×32周)
出走者数:35名 結果:20位

天候:晴れ  気温:28

今回は苦手意識を持つクリテリウム。コースは長方形ではなかったが、周回の距離が長く二連続のコーナーと町を出たところの風が重要になった。天気は夕立が予想されたが雨に降られることはなかった。

スタートしてすぐは道幅も狭いため早くからスタート地点で待機し先頭に並んだ。そしてスタート。脚の調子はあまり良くなかったが、後ろに下がるのが嫌だったためファーストアタックを掛けた。そのおかけで、風の区間は影響を受けずに良いポジションをキープできた。そこからは、どの選手も消極的で大人数の逃げは作られなかった。しかし、周回賞の賞金が高いのか周回賞の周回は何度ももがかされた。

そして、32周中22周を消費した残り10周を過ぎたところ。集団が小康状態になり、先頭でボトルを飲みながら後ろを見た。そこでハンドル操作を誤り、単独で歩道の縁石に突っ込んでしまい落車してしまった。しかし、かすり傷も浅く身体は問題なくステムが少し曲がってしまっただけだったので、すぐに走り出し審判棟に行きニュートラルを許可してもらい次の周には集団に復帰して走り続けた。すると、6、7名の逃げグループが形成されていた。そこから、集団からも何人か飛び出し、それを容認してからはペースは上がることなく残り2周まできた。そこで、ステムもまだ少し曲がっていたのでゴールスプリントは危険と判断し、後は自分の力を出し切ろうと思い、集団をハイペースで2周引くつもりでペースを上げると誰もついてこなかったがそれでも良いとハイペースで踏み続けた。すると、みるみる集団と差が離れる。集団から飛び出した選手に最後追い付かれたが、ゴール手前で前を譲ってくれてそのまま集団から飛び出した形でゴール。結果は20位。

ゴール後、ゼッケンを返しに行くと20位の賞金以外に周回賞の賞金2回分を受け取った。全く気にしていなかったが、周回賞をもらえたのは集団の前の方で走れている証拠になったのでそこはプラスに捉えたい。しかし、今回の落車は完全に自分のミスと気の緩みからなので、これからは必要以上に後ろを見ないなどに気をつけて走りたい。まだ、最後に一つレースが残っているが、クリテリウムは最後で苦手意識を持っていたので完走できて嬉しかった。最終レースも気を引き締め頑張りたい。













8月25日(木) ベルギー・Evergem ケルメスレース

距離:104km6.5km×16周)
出走者数:37名 結果:22位
天候:晴れ   気温:34


今回のコースも特に難しくはなかったが、気温が遠征にきて一番の暑さとなり体力が奪われた。出走者数は40名を切っていて、人数の少ないレースとなったのでスタート位置は問題なくスタート。

人数が少ないため後ろに取り残されるとそこから挽回するのは難しくなってしまうため多くのアタックに反応するという気持ちで走った。できる限りアタックに反応していったが、単独のアタックなどを見送っていると前に集団でき、後ろの約10名の集団に取り残されてしまった。前が見えているときはそれを追いかけるように走った。しかし、その前の集団はさらにその前の集団に追いつこうとするためペースが上がり、前に見えなくなってしまった。
そこからは、一定で10人で均等にローテーションしながら走った。ところが、半分を走ったところでラスト1周のアナウンスがかかった。今回も、スプリントでは勝ち目がないと判断し、残り1㎞を切ったあたりでアタック。前に2人飛び出している選手もいたのでそれを目標に踏んだ。今回は、集団にまくられることなくゴール。一定で走ってからの最後の飛び出しは良い練習になった。

人数の少ないレースでは、小さな動きが、大きな動きとなる。それを実感するレースになった。また、自分にはスピードも瞬発力もなく、自信もないので、アタックに反応しようとして、離れてしまうと「次でいいや」とどんどん後回しにしてしまう。その結果、後ろの集団に取り残されてしまうことが多々あるので、残りの2レースでは後先考えず思い切って走りたい。


2016年8月25日木曜日

8月23日(火) ベルギー・Booischot ケルメスレース

距離:120km (7.5km×16周)
出走者数:80名 結果:40
天候:晴れ   気温:31

レースと休息日が交互だったが、このレースは二日間休息して挑んだレース。気候は晴れで気温も高くレース日和だった。コースは特に難しいところはなく、道幅も広くスピードが上がれば一列棒状でキツくなるが、スピードが緩めば人数も多かったので集団にいる分には楽に展開できた。

今回も前列でスタート。スタートし逃げを作るためのアタック合戦が始まり、なかなか決まらず2周ほど続いた。ついているだけでキツかったのでそのアタック合戦には加わることできなかった。逃げも決まりいったん落ち着くと脚も慣れてきて、楽に走ることができた。レース中盤から後半、集団はスピードアップしそれに置いて行かれ離れてしまった。しかし、同じく集団から離れた選手に強い選手がいて長時間ひいてくれ、さらに集団も小康状態になったので運よく復帰することができた。そこからはできる限り集団前方で展開し多くのアタックに反応できる状態をつくった。その時点で、前には23名逃げている選手がいた。そして最終周回、集団上位7位に入れば賞金獲得圏内だったのでそれを狙って常に集団前方に位置し良い状態で最終コーナーを曲がった。しかし、ゴールまで500mほどで集団は小康状態に。人数も多く、脚にもきていたので集団7位に入るのは厳しいと判断しこの隙にロングスパート。誰も反応して
こなかったので全力でもがいた。しかし、500mも持たずあっさり集団スプリントにまくられた。

結果は全く振るわなかったが、最後の場面で動けたことはいい経験になった。これができるのも、レースの数が多く、重要でないレースは練習の場でもあるためで、いろいろ試すことができる。そしてそれが、自分にプラスになる。ここからは、またレースと休息日が交互にやってきて、ハードになるが残り少ない期間レースでしっかり走れるように疲労回復に努めたい。


2016年8月23日火曜日

8月20日(土) オランダ・Pijnacker クリテリウムレース

距離:90km(約1.10km×84周)
出走者数:54名  結果:36
天候:晴れ  気温:21


このコースは、クリテリウムなので一周の距離は短く長方形で各コーナーほぼブレーキがいらないほど道幅も広くスピードレースになることが予想された。前回のクリテリウムで、スタート時最後尾でスタートしてしまったので、今回はそのようなことのないように早め早めの行動を心掛け、余裕をもってスタート地点に並び前の方からスタートした。

しかし、予想通りスピードレースになったためコーナー立ち上がりでスピードのある選手に抜かれ後退していってしまう。そうなると瞬発力がないのでもう前方にあがることは厳しくなる。そして、集団後方のまま開始から15分ほど経過したところでスピードについていけず千切れた。身の程を思い知らされたレースになった。

その後は、周回遅れになっても走らしてもらえたので、同じく千切れた選手とローテーションしながら走り、集団がきたらついていくの繰り返しで、とても強度の高い練習になった。

レベルが高く、手も足も出ないレースで周回遅れになってしまったが最後まで追い込むことができたので素晴らしいトレーニングになった。そして、自分に不足しているものを発見できる機会にもなった。それは、前から言っている瞬発力、またクリテリウムのように短いコースで短い間に何回もコーナーがありダッシュというような反復能力が不足している。また、スピードもまだまだでそこも強化する必要がある。
もう残すところわずか、悔いの残らないよう思い切って挑み、たくさん吸収したい。


2016年8月22日月曜日

8月18日(木)オランダ・Dordrecht トレーニングレース

距離:90分+3
出走者数:44
天候:晴れ 気温:24

遠征にきて初めてのトレーニングレース。コースは自転車専用のサーキットで、コーナーは緩く、アウターで登れる程度の少しの起伏がある。このレースは、結果は気にせず思い切っていろいろ試す場だとコーチに言われたので積極的に行こうと決めていた。レース序盤。公式レースを想定し、序盤はすべてのアタックに反応するという気持ちで走った。スタート直後、ファーストアタックに反応。数名で飛び出したが、集団も追ってきたためすぐに吸収される。その後も集団前方の位置をキープして、いつでもアタックに反応できる体制をとり、チャンスがあれば自分から仕掛けることも考えていた。今までのレースでいつも序盤は消極的になり、後ろの集団に取り残されてしまうこともあったので、そうでなく積極的に走れたのでそれは次からも続けたい。
そして中盤は、2回ほど逃げに乗り少人数でのローテーションを学んだ。しかしどれも決定的とはならず34で吸収されてしまう。
終盤、3名で逃げグループを形成し集団から飛び出した。これは、集団と大きく差がついたのでこれで逃げ切ろうという気持ちで全力で踏んだ。他の2名の選手も協調してくれてハイスピードが保たれた。しかし、結局これも吸収されてしまう。そして集団に戻ってからは、最後の最後なので、自分からペースアップしたり、1人でも飛び出してみたりした。残り3周となり、一瞬の気の緩みで2名に先行されてしまう。これも差がついてしまったので、追いかける気がある選手2名と追った。前も見えていたので目標があったのでペースはぐんぐん上がり、差は縮まっていく。しかし、残り2、3mのところで追いつけづ結果的には4着で終わった。

このレースでは、積極的に動き、少人数でのローテーションもたくさん経験できたのでとても良いトレーニングになった。また、遠征前より確実に成長できているという成長を確認できる場
となった。ここまで追い込めるトレーニングができ
たくさん経験できていることに感謝の気持ちを持ち
残りのレースでも積極的に走り、悔いのないように
したい。

2016年8月19日金曜日

8月16日(火) ベルギー・Temse ケルメスレース

距離:約116km (約8.3km×14周)
出走者数:3418
天候:晴れ  気温:24

このレースは、3040名出走で少ない人数で始まった。コースは8の字型で町のメインの通りを1周に2回通過するようになっていた。気候は晴天で気温も今までより暖かく、久しぶりに暑さを感じた。またBMCプロのアンダーの選手2名がこのレースにエントリーし一緒に走ることになった。人数も少なく、選手のレベルも高いので難しいレースになると予想した。

そしてレーススタート。毎周、周回賞が設けられたので序盤から激しい展開になった。1周目から10数名に先行され、直線で前に見える距離ではあったが、とても厳しく自分のいる集団が追ってもなかなか差は縮まらない。そんな中、自分のいる集団にいたBMCの選手が前の集団にブリッヂをかけた。それは確実に反応しなければならない動きだった。しかし、全くついていけなかった。反応した選手も何名かいたが、スピードについていけず戻ってきた。そしてBMCの選手はそのまま1人で先頭集団に追いついてしまった。そのあと、先頭集団も見えなくなり差はどんどん広がっていった。あそこでブリッヂしてなければあの選手も後ろに取り残されていただろう。やはり、プロの判断力や瞬発力・スピードは桁違いで刺激を受けた。

そこからは、約10名の集団で周回数を消費していった。そのメンバーは協調性があり、みんなでうまくローテーションしながらペースを維持し強度の高い走りができた。しかし、前との差は広がる一方で残り5周のところで次が最終周とのアナウンスが掛かった。そして、その集団でのゴールスプリントで5番目に入り結果は18位。最後まで走れなかったのは単純に悔しかった。


レース後のコーチの話で、人数が少ないレースは序盤のアタック全てについていく気でいかなければならないとあった。また、レースでは前の集団で走らなければ元も子もないので後先考えずがむしゃらに前の集団で走ることを目標に残り半分のレースを走りたい。